読むだけではもったいない 完全版
What I talk about when I talk about
Haruki Murakami ver2.013
前回の続き。前半はまったく同じですけどね。↓記憶喚起として。
Haruki Murakami ver2.013
せれぷなオウチには、半ば中毒になっている読みモノがある。
その読みモノは、圧倒的に、かの著名作家ただ一人に偏っている。
そう、村上春樹氏、その人だ。
全世界で、Harukiholicが問題になっているのだから
(特におしゃれPEOPLEの間で)
ボクらも当然、傾倒中なのは、この前話した。
ボクは若いころ、あまり小説とかは読まなかった。
どちらかというと、本といえば、
実用書とか、MOOK本とか、学術書ばかり読んでいた。
小説なんて、刹那主義で、役に立たない産物だと思っていた。
そんなボクが、村上さんに出会ったのは、イギリスだ。
その頃のボクは、村上さんを知らなかった。
イギリスで有名な、日本名の作家といえば
村上さんを始め、吉本ばなな氏、カズオイシグロ氏、
村上龍氏などその他沢山いるんだろうけど
その中で、ボクが名前を知っていたのは、吉本ばなな氏と村上龍氏ぐらい。
それも、それがどんな作風かも知らない浅学な状態だった。
そして、その頃のボクは英語もしゃべれないのに
イギリスに来てしまった遊学生だった。
なので、一応勉学のために、英語の本を読もうと思いたった。
それも、会話文がでてくる、小説に白羽の矢をたてた。
それも、日本人が書いた話が、英訳されているものがいいと思った。
それなら、いろんな背景や歴史や、そういう諸々が分かり易いと思ったからだ。
だから、小説との出会いは、かなり合理的な実用的な理由からだった。
そこで、村上氏の本を手に取った訳だけど
日本人の本で一番置かれているのが、村上春樹作品たち。
そして、その中で、一番薄い本が
『South of The Border, West of The Sun』だった。
見事にハマった。
英語なんてろくにしゃべれなかったけれど、受験勉強の賜物か、
会話の言い回しなんてそっちのけで、
買ったその日の内に、読破。
電子辞書を片手に持ちながら、寝るのも忘れて。
その時以来、今までこんな世界があることを知らなかったことに後悔し、
とりあえず小説を読むようになった。
だけど、同時に、まっとうな人生から外れることにもなった。
そのくらい彼の本には影響を受けた。
そう、だから、せれぷなオウチでは、
家訓と同じように大事にされているモノがある。
これだ。。。

Harvill Press Murakami Paperback Series
そう、これが、イギリスで前に売られていた英国版村上文庫本だ。
Hardbackは、高くて買えないし、そんなに装丁も良くなかった。
(イギリスの本は、文庫でも、1500円ぐらいする。だいたい日本の2,3倍)
なんだか、おしゃれじゃないですか。
実は、村上さんの本を買うきっかけとなったのもこの装丁だからだ。
実に、いろいろ御託を述べてきたけれど、
ジャケ買いならぬ、装丁買いをして、村上さんに出会えたのである。
薄さ買いは、このシリーズのなかで、一番薄いというだけ。
それが、なにが起こったかはしらないが、
あるとき突然、村上さんの本の装丁デザインは突如変わった。
正しく言えば、出版社が変わった。
それで、こんなになってしまった。

Vintage Murakami Paperback Series
まー日本でも、文庫本の装丁が変わることは良くある。
夏イチでは、たぶん毎回古典というか名作は、
デザインを変えて出てくるんだから、珍しいことではないのかもしれない。
でも、日本での村上さんの文庫本の装丁はまず変わらないよね。
安西水丸さんなどなど豪華なイラストレーターが表紙を飾ったりしているし。
でも、このイギリスの文庫本の事情は、あくまでも推測だけど
超大手出版グループ、ランダムハウス社の中でのグループ再編で、
いろいろ名前が変わったり、潰れたり、合併されたりして
村上さんの本は、Harvill社からVintage社に変わったと思われる。
それに際して全部出版されていた本も、全て置き換えられて出版された。
でも、なんだか、昔のほうがよかった。
新しくなって、オシャレイメージがついて、
あのような手帳が出されているのだから、
Vintage社のデザインが格好よいのかもしれないが、
ボク的には、昔のペーパーバックのほうが良かったよ。
まーペーパーバックだから取っておく価値はないかもしれないが
ハービル社のほうは、もうないと思うと捨てられない。
それに、なにげに、インテリアにもいいんじゃない?
もう、ないものを所有する。・・・せれぷレス。


並べていても、やっぱり昔のほうが良かったよ。
ちなみに、新しい本の表紙の写真はアラーキーのが使われたりしている。
そして、アメリカのヴィンテージ社で出されているのは、
もっとぶっ飛んだ感じの不思議な感じの装丁だ。
やっぱり、ボクはハーヴィル社がよかったよ。
それで、あの手帳作ってくれれば本当に良かったのにね。
そんなこんにゃで
Harvill Press Murakami Paperback Series 失われた○○という響きに弱い考古マニアにオススメです。
うさぎ亭について知りたい人は結構いるでしょ。だれか知ってるのかな?
トラコミュ 村上春樹あれこれ
おしゃれなBOOKは、いいよね、探しましょ
トラコミュ 本が好き。
「諦めが肝心。」




